味良し、香り良し、健康に良し!
和の料理には欠かせない果実として愛され続けてきたゆず。
ただ香りが良い、味わい深いだけでなく、そこには「健康に良い」という実用的な理由もあるのです。 |
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ゆずは、実を結ぶような大人の木に成長するまでに長い年月がかかる木で、「桃栗三年柿八年、枇杷は九年で生りかかり、柚の大馬鹿十六年」などの諺がある程、植えてから収穫までの期間が他の樹に比べて長い年月を要します。
寿命も長く、長い樹齢のゆずは100年も生き続けるので、寿命が長く病気に強いという意味を込めて「柚寿」という字を当てたりします。ちなみにゆずの花言葉は「健康美」。果実は130g前後。
ゆずは現存する柑橘類の中でもっともその歴史は古く、奈良時代にはすでに薬用として栽培されていた(続日本記)ようです。
現在では日本全国の栽培量の約70%を徳島県と高知県が栽培しています。
栽培されるゆずには主に3系統あり、本ゆずとして「木頭ゆず」・早期結実品種として「山根系」・無核(種なし)ゆずとして「多田綿」があります。 |
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漢字表記:柚子、柚
英語名:yuzu,Chinese lemon,citrus junos
辛味
甘味 ★★
酸味 ★★★★
香り さわやかで程よい酸味の感じられる香り
食用 実、皮 |
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「ゆず(柚子)は魔法の香辛料!!」とよく言われます。今では家庭の食卓ではあまり見られなくなった「お酢差し」。今ではお酢代わりに「ぽん酢」なんかが食卓に並んでますね。勿体ないですね〜!!
ゆずの香りの種類は350種類と言われ様々な料理の名脇役として活躍してます。その中でも重要香気成分=ユズノン(油胞)【世界初の重要香気成分発見!としてH20.11.26にNHKためしてガッテンで放送】の発見で、ゆずが見直されてきています。
しかしこのユズノン、搾り方で天地雲泥の差がでます。コクのあるゆず酢独自の風味を味わう方法を教えます! |
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貴重な香りのしずく『ユズノン』搾り方で天地雲泥の差
ユズノン(油胞)は、ゆずの黄皮の部分に有りゆず玉1個に100万分の1しか含まれてません。(50mのプールに一滴落としてもその香りは残ります。)
このユズノン(油胞)を上手につぶしてあげるとゆず酢独特のこくが出ます。つぶせなければただのお酢・・・。じゃあ、どうすればいいのか!? |
その秘密は「南半球搾り」に隠されています。
ゆず玉を平坦な場所において、横に真っ二つに切ります。そして、その切り口が掌に当たるように握って搾るのが「南半球搾り」です。
こうすると、ユズノン(油胞)の袋が裂けて香気成分がちゃんと出るのでゆず酢本来の風味が保たれます。ユズノン(油胞)がつぶれるのと、つぶれないのとでは約17倍の差が出ます。
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@ビタミンC |
(1)免疫力強化・疲労回復
(2)コラーゲンを生成する |
・風邪の予防
・美肌効果 |
(柑橘類ではトップの含有量で、リンゴの40倍、みかんの4倍と言われており、ゆずの果汁には40mg、皮には150mg。皮は捨てちゃ勿体ない!) |
Aペクチン
(種のヌルヌル物質) |
(1)整腸作用
(2)血行促進 |
・下痢や便秘予防
・小ジワ・シミ・ソバカス予防 |
Bクエン酸 |
(1)筋肉内の乳酸の分解を早める
(2)悪玉コレステロールを分解
(3)血液浄化作用で血液サラサラ
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・疲労回復に効果
・ダイエット効果・老化防止
・成人病予防 |
Cリモネン
(清油成分) |
皮膚の角質を保護・保湿する |
・ヒビ・アカギレ予防 |
Dカルシウム |
りんごやバナナの10倍 |
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EビタミンA |
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・眼球乾燥症・夜盲症予防 |
〜疲労回復にはゆず湯が最高!!〜
冬至(12月22日頃)には「ゆず湯」に入る習慣があります。これは銭湯ができた江戸時代から始まった習慣で、冬至=湯治(とうじ) ゆず=融通という語呂合わせで「お風呂に入って融通よくいきましょう」という意味があるようです。
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【ゆず湯の入り方】
ゆずの果実を5〜6個輪切り(玉のままでもOK!)にして湯船に浮かべるだけ!一般の浴槽なら2〜3個で十分!子供や年配の方、肌の弱い方には刺激が強いので袋に入れたりして工夫を!
【ゆず湯の効能】
●血行の促進(冷え性・神経痛・肩こり・腰痛の緩和)
※ノルアドレナリン(血管を収縮させる効果がある成分)の数値がさら湯の4倍!!
●美肌・保湿効果(ヒビ・アカギレに効果)
※ビタミンCが美肌に、ゆず皮に含まれるリモネン(清油成分)が皮膚の角質を保護!!
●疲労回復・リラクゼーション(癒し)効果
※クエン酸が疲労物質(乳酸)の分解を早め、香りにはリラックスさせる効果!! |
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